10年前発行の鉱物図鑑に紹介されていた記事をみて、5月1日、最後まで来るかどうか不安だった家族を率いてつくばへ向かった。身の回りにある岩石、地層、鉱物の名前が知りたいというシンプルな動機が起点だ。事前にウェブ予約が必要。横浜から東海道上野ラインで東京駅乗り換え。30分おき出発する高速バスが1時間で着くのですごく便利だ。並木二丁目下車したらすぐに産総研の入り口があり、奥にすすむと地質標本館がある。建物のまわりには大きな岩石が置かれていて案内を読んでると基本的な地学学習ができる。
予約確認の受付すませると館内は4ゾーンに分かれていて、地球の生成過程、岩石や鉱石がどのようにできてきたのかというところまで現物標本でしめされており、その知識量の多さに頭が飽和してしまった。
年代を同定するために研究されている微生物化石の幾何学的な美しさにおどろきがあった。
休日のため、産総研の内部の食堂やコンビニがすべてしまっていて、空腹で15時前に退館せねばならなかった。後から思ったのは一番先に見るべきは4番ゾーンの展示室だった。大きな部屋の外周を鉱石標本が陳列されており、中の展示棚には化石標本が配置されていてずっと座って観察したいところだった。
帰りには自分への記念土産にフィールドノート、鉱物地図、化石下敷きを買った。
地質標本データベースがあり検索すると岩石鉱石名や画像、産出地の地図がみれて楽しい。